昨晩青森を発ち、またあの憂うつな深夜バスに乗り込み
今朝早く東京に着いた。勿論、殆ど寝てない〜
それでも、今回の目的である彼女達の創作にもどっぷり浸かれたし
青森の文化や色んな人々とも出逢えた。
娘も久しぶりの彼と再会したし、観たい処は殆ど行けたしで
いい旅になった。またいつか、青森〜!
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さて、回想散歩。
『痕跡と忘却の波紋』
Ripples of Trances & Oblivion
-太宰治生誕100年記念-
加藤範子+Dnce-tect ダンス公演
第1部
作家である『太宰治』その作品はもちろん、その人物像もまた
多くの人に語り継がれている。しかし、本当に覚えているのだろうか。
作品、言葉、文章、そして「太宰治」という一人の小説家を
「太宰治」が残したものと忘れられてしまったものが交錯し、
また私たちは忘却の渦へとのみ込まれていく…。
第2部
誰にでもある過去、想い出、記憶。それは常に増え続け、
そして、いつしか忘却の破片となっていく。
まさに、今、この瞬間も----
それは、もしかしたら、いつの日か、
また思い出す時が来るかもしれない。
忘却されたはずの記憶の欠片から…。
加藤範子
二日間の公演を通して…とにかく、凄かった凄まじかった。
ぬくぬくと着ているモノを剥ぎ取られていくような感覚。
太宰治へのオマージュでもあり、愛ある破壊のようにも取れた。
ダンスに加え、彼の音楽も全体をのみ込み渦を巻いてるようだった。
彼女達のダンスは殆どが即興、2週間前から合宿で叩き込んだ今回の
テーマや精神をカラダで表現していく…。
ニュー・ヨークからやって来たサシャ・ヴェルジュ、
カナダからやって来た瀬川貴子、そして加藤範子。
彼女達の表現の場はこの地球。
参った、参った。
ブラボー!
それから、ありがとう。