東京、恋は桃色。まるで東京が恋をしてるかの様に街が何処もかしこも薄桃色に染まっている…
吉祥寺も大変なコトになっていた。そんな桃色な中、久々の良さんと再会、ギターケース抱え二人で吉祥寺入り。
今回の二日間で加川良はココロを納めようとしていた、ご生存ならば「60」を迎える高田渡氏へのオマージュを納めようとしていた…。
4.4.sat
at 吉祥寺・武蔵野市民文化会館
ひゃ〜!長い長いコンサート!2時30分から始まり終了が9時30分〜!およそ50組のアーティストが唄い綴る『高田渡生誕会60』あれだけの人々を一度に見るなんて、そうそう無いコトだ。それもこれも高田渡という人のチカラに尽きる。三部構成の今回のステージ、特に二部ではステージにいせやを意識した呑み屋やバーが組まれ、実際そこに出演者が座りお酒を呑みはじめるというスタイル〜途中良さんに引っ張られ僕もステージへ中川五郎氏に焼酎を注いで貰う…マジかよ〜。バックステージでは久々に逢う人々と熱い握手を交わしたり、憧れの人々を溜め息混じりで見つめていたり、ジョーのファミリー「真黒毛ぼっくす」に逢ったりなんとその中でギターを弾いていた大好きな三輪二郎君と何年降りかで再会したり、何度かジョイントした若い岡大介君が堂々とステージに立っていたり、中山ラビさんのミニスカート網タイツ姿にクラクラ来たり、わざわざ豊橋から来ていた高田渡を敬愛する友人いのうえとしなり夫妻に再会したり…それから。
僕はぐるぐるしていた、あんなに愛されている渡さん、この先もこの国の色んな街で唄い継がれていくだろう彼の唄や彼のエピソード…なんだか僕はニタニタしていた。色んな意味でこの企画に関われたコトに感謝!深謝!お元気ですか?渡さん〜!
4.5.sun at 吉祥寺・のろ
昨晩は、良さんがカゼ気味だったこともありアンコール前に会場を出て、とりあえず二人で打ち上げて僕はその足で花見で集まっている吉祥寺O家へと駆け込んだ。ぐるぐるな気分のまま、久しぶりの再会O家夫妻にUちゃん、Nちゃん〜!お元気でしたかと乾杯〜!
+
O家でお泊まりゆっくりとお話を交わして、さて今日は20年降りに良さんが唄う吉祥寺・のろへと足を運ぶ。
この店を選んだのには理由がある。昨日、高田渡生誕会に出演をし、翌日は渡さんの常連の店で彼への憶いを納めるというコト… 素晴らしかった、選曲も含めあんな良さん久しぶりに聞いた気がする。確実に渡さんがそこに居たし、伝えていたように思う、一つ荷を降ろしたかのようにも見えた。当時、京都で出逢った彼らの憶いに、たかだか僕ら若僧が入る余地なんて何もないけれど、そんなオマージュを唄い放った加川良を僕は見た、ただただ見た、それだけで充分だった。加川良は120歳まで生きるそうだ…
吉祥寺あたりで。