とにかく統べてにおいて大好きな映画「un homme et une femme」(1966年仏)ドキュメンタリー・タッチで撮ったフィルムやアングルの中から質感や吐息まで伝わってくる。それぞれ妻と夫を亡くした男と女が出逢うというシンプルなストーリーだけど、とても切ないし愛に溢れた上質な恋愛映画だと思う…ヒロイン、アヌーク・エーメがたまらない〜!素敵〜!何より音楽〜!前回は、アメリカのバート・バカラックだったけど、今回はフランスのフランシス・レイ。全編に渡り彼の音楽がとても切ない、キュ〜ンとしちゃう〜!で、中でも大好きなシーンがこれ。出演もしてるけど、歌でも関わっているフレンチ・ボサノヴァの火付け役、大好きなピエール・バルー!(昨年の秋頃、四ッ谷のカフェでコーヒー飲んでたらサクサクと店に入って来てエスプレッソ頼んで立ったままくいっと飲んで出て行った外人を見た。ピエール・バルーだった…)女(アヌーク・エーメ)の回想シーンでピエールが唄う「ボサ・ノヴァ・サラヴァ」一寸慌ただしくなって来た年の瀬のヒトトキに…。
音楽もそうだけれど、70年代初期の映画がやっぱり好きだ。
『Butch Cassidy and The Sundance Kid』-明日に向かって撃て-
遠い昔に観たこの映画、名シーンは山ほどあるのだけれど、なんといってもこのシーン!若きポール・ニューマンとキャサリン・ロスがたまらない〜
逃亡の日々の中、ほんのヒトトキ感が溢れている。カメラ・ワークもたまらない。何より音楽のバート・バカラックを知ったのはこの映画だった。全編に渡って彼の音楽がイキている。
何度観てもキューンとする、なんだか切なくなる、涙が出ます…ありがとう。
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若く蒼い頃、おんなじ様に自転車のハンドルに彼女を載せれなかったけれど、荷台に載せてこの「Rain Drops keep falling on my head」を口ずさんだものです。